再受験、医学生そしてパパに

理学療法士から医師を目指し再受験。国立大学医学科5年。在学中に結婚し、娘も生まれました。

一般入試合格者における多浪・再受験の割合を求めてみた

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

 

東京医大の入試において差別があったとして、文部科学省から調査が行われました。

医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について:文部科学省

 

性別だけでなく、年齢ごとの受験者数、合格者数が発表されまして、TLを見る限り、再受験界隈でも話題になってますね。

 

そこで僕も分析をしてみました。

 

 

発表された数字は何を示すのか?

調査結果では受験者数と合格者数が掲載されています。

それで、各大学の入試結果などと照らし合わせてみたところ分かったことがあります。

 

合格者数は推薦、AO、一般(前期、後期)、追加合格の全てを含みます。編入は含んでません。

 

入学後にどれくらいの22歳以上がいるのかを知るのは、医学部生活を考えるうえで大事ですけど、受験における突破率を考えるうえで、合格者数/受験者数によって出された年齢別割合を用いるのは正しくないですね。

 

例を挙げます。

  推薦合格 一般合格 (22歳以上)
A大学 10 110 12
B大学 40 80 12

 

こんな感じの入試結果があったとすると

両方とも22歳以上の人数は同じですけど、印象違いますよね。差別があるかないかは分からないけど、突破した割合を実績として見れるといいですよね。うん、僕はそう思う。

 

一般入試合格者における22歳以上の合格者数・割合

というわけで3年分を求めてみました。一般入試合格者数は、前後期と追加合格を合わせた値となっています。見にくいのはすみません。

 

【国立】

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【公立】

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で、ランキングにしたものがこちら。

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半分以上の大学の一般入試において、合格者の1割は22歳以上ってなんか多い気がしませんか?島根は3割。これは多い。

 

平均だけでなくて、元データを乗せたのは実際の数字を見てほしいのと、年によっての変動を見てほしいからですね。平均値が高いところや、低めでも年によって変動が大きいところは、みなさんが気にするそういうのはない気がします。確証はないんですけどね。

 

データを用いて、色々やってる最中ですので、お待ちください。

 

 

 

Twitterで質問箱を設置してますので、何かありましたらお気楽にどうぞ。

僕のセンター直前期の勉強法:過去問を最大限に利用せよ

 

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

 

Twitterではセンター試験の願書をアップされてる方が数人おられました。ぼちぼちと近づいてきましたね。今回はセンター直前期にどのように過ごしたかを書いていきます。主に過去問をどのように使うかの話になります。

 

センター試験対策の心構えとして、以前にこちらの記事を書きました。

概略は↓

①目標点数を教科別に具体的に!

②一番いい対策は過去問!

③地力は二次対策で上げる!

 

 

では、具体的にどのようにやっていたのかを書いていきます。

毎回言ってますが、参考にしても鵜呑みにはしないでくださいね。

 

 

 

やっぱりベースは過去問

上の記事にも書いた通り、模試とセンター試験は似ていますが別物です。だから、センター試験対策はまず過去問をするべきだと思います。

使用した過去問

僕はセンターの過去問はこのシリーズを使いました。

『大学入試センター試験 過去問題集(年度版)』 | 日本教材出版

 

この参考書にした理由は↓

・1つずつ冊子になってる←持ち運びが楽

マークシートが回数分ある←コピーしなくていい、楽

・10回分という量←多くないし、少なくもない。多い過去問集買っても全部やらない+やれなかったら多分焦る。

 

まぁ、過去問なんてどれでもいいと思うんですけどね。本試験、追試験の3年分なら大学入試センターにあるので、お金かけたくない人はどうぞ。

過去3年間分の試験問題|大学入試センター

 

ペースは3日で1回分。

で、解くペースは3日で1回分でやってました。

国語・英語で1日、物理・化学・社会で1日、数学で1日ってな具合に。

 

1日で1年分とかやっても良かったんですけど、過去問以外のルーティーンも継続したかったこと、間違ったところを確実につぶしていきたかったことから、無理せずに3日ペースで。だから、開始したのはセンタープレテスト終わってからですね。最後のやつを年明けて解いたのを覚えてます。

 

追試はあったから解いただけで、必ずしも解く必要はないかと。ただ、古い制度の本試験を解くよりかは、現行制度の追試験解いた方がいいと思います。

 

 

本番を想定して解く

これすごく大事。マジで大事。

「本番で緊張して実力が出せない」はつらいです。そうならないために、常に本番を想定することが大事です。模試の数回じゃ絶対に足りません。

 

試験時間を遵守せよ

よく「試験時間より10分(5分)短い時間で解く癖をつける」って人いますよね。そういうこと言われたことあるんですけど、あんまり意味がないかと思います。だって本番は試験時間内でやることやりきったらいいんだから。練習でできてないことは本番でもできません。

 

英語とか国語は大体の人は時間が余ることがないから、どういう順番で、どれだけ時間をかけて解くかをこの演習の段階で決められるようにしましょう。

 

ちなみに僕の例だと

国語:古文20分→漢文15分→評論20分→小説20分→確認5分

英語:大問1→大問2→1と2の見直し→大問6→大問5→大問4→4、5、6の見直し→時間来るまで大問3

 

もしも時間内で終わらなかった場合でも、そこで終了してください。また、社会や理科など時間が余る教科でも、途中で切り上げないようにしてました。開始したら試験時間が経過するまでは、例え30分余っても他のことはしませんでした。

 

時間内にマークシート塗り、問題用紙への記入、見直しまでやる

マークシート塗りは時間がかかります。また、受験本番では自己採点の点数しか知らずに志望校を決めるので、問題用紙への回答記入は必須です。実際の点数と誤差があってはいけませんから、確実に答えを控えておく必要があります。そういうの含めて時間内にできるように演習しておきましょう。

 

前項の最後でも言ってますが、時間が余っても見直しなどして、時間は厳守するように。選択肢に迷いが出ても、それを含めてリハーサルです。僕はトイレもお茶もダメとしてました。

 

 

採点と集計の管理

問題を解いてなんとなく採点するだけではだめです。合格に向かって分析するべき。画像のようにエクセルで管理しておくと便利でした。計算が必要なところも、予め式を入力しておけばすぐ算出してくれますし。

 

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マークシートと問題用紙の控えをそれぞれ採点

前述の通り、実際の点数と自己採点の点数に解離があったら死にます。ですので、両方を採点します。もし、問題用紙に記入漏れがあっても、それは減点で。「たぶん、これにマークしたと思う」で突き進める人はいいと思いますが、僕は無理でした。

 

やり直しのために正解か不正解かのみを記録し、正しい回答は記入してはいけません。

 

 

志望校合格最低点との比較をする

模試以外にも自分が合格に対して、どの位置にいるのかがわかります。ここで比較するのは合格最低点を僕は用いました。

 

その理由は

・合格平均点と合格最低点の差は意外と小さい

・2次試験でどれだけの得点をとるべきかを知る

・最低点でも受かればいい

といったものです。

 

合格最低点などは赤本にも書いてありますし、「○○大学 合格最低点」で調べると何かしら出てきます。

 

 

問題をしゃぶりつくせ

時間がたりなかった場合は、解いてから採点を

過去問やってると、時間が足りないってことはよくあります。その場合は、時間内に解けなかった問題をチェックしておいて、採点の前に一通り問題を解き切りましょう。時間が足りなかったからと言って、解かずに採点に移るのは絶対にだめです。

 

もちろん、採点は時間内に解けたものだけを。

 

やり直しは丁寧にしっかりと

間違った問題は

 

数学・理科:もう一度何も見ずに解く→それでも合わなかったら解説を読んで解く→問題集の似たような問題を数問解く

 

現代文:もう一度何も見ずに解く→それでも合わなかったら解説を読んで解く

 

古典・英語・社会:もう一度何も見ずに解く→参考書などを使って答えを導く→解答・解説で確認する

 

と時間をかけてやりました。イメージとしては、もう一回やったら確実に満点がとれるように理解するまでやる感じです。

 

過去問以外に何をする?

二次対策も含めた記述問題はずっとやるべき

以前、書いた記事にある問題集を僕はルーティーンで解いていたので、センターが近づいてもそれを解き続けていました。

sanda-igaku.hatenablog.com

 

センターを含むマーク系は「解けないことがわかる」はあるけど、「その問題(分野)が解けるようになるか」といわれると疑問です。誘導に乗ることができるので。地力を底上げするためにも、二次試験の対策としても網羅系の記述問題は解き続けるべきだと思います。

 

 

センター試験用の問題集もあり

こんなやつですね。

河合出版(学習参考書・問題集)マーク式基礎問題集 物理基礎

薄いやつで短期間でできるものがいいでしょう。どんなに薄い問題集でも数周することをお勧めします。易しいと感じるでしょうが、頻出事項の確認だけでなく、マーク形式に対応するという意味もあります。

 

予想問題集やる?やらない?

僕はあんまりいらないと思うんですよね。というか、買ったことがないのでよく知りませんけど、たぶん、模試よりも質が悪い気がする(偏見)。

 

例えば2回目の受験で過去問を一通り解いている、勉強が順調に進んでやることを探しているなどの理由があればやっていいかと。あんまり優先度は高くないと思います。

 

 

 

僕はこんな感じでやってましたけど、センター対策としては過去問しかやってません。でも、その過去問はやりつくしたと自信を持って言えます。

 

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こんな指導医に私はなりたい

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

 

いつもの再受験とは趣向の違う話。

 

実習も約半分が終了しました。色んな先生に会い、患者さんのお話を聞かせてもらいました。でもね、中には「この先生、嫌だな」って思ってしまう先生っておられるんですよ。怒鳴ったり、人格否定したりとかね。中には「お前、医者向いてないから辞めた方がいいよ」と言われた学生もいるそうです。

 

学生を指導しても先生の給料が増えるわけではないですし、そもそも手間が増えるだけなのは分かってるんです。次から次へと学生は来ますし、そもそもその科に進むかも分からないから教えることに魅力も感じにくいと思うんです。

 

でも、だからこそ自分は学生や研修医に優しくありたいんです。優しいと甘やかすのを区別したうえで、学生に接したい。

 

そんなことを考えての覚書です。

 

・挨拶をする

挨拶返されなかったら悲しいですもんね。

 

・終了時間は守る

実習は身体的な疲労だけでなく、精神的にも来ますから、早く帰って休ませよう。

 

・自己紹介をする

最初に学生が来る日にはしたいなぁ。初めて回る科だと先生の名前わかんないんですよね。「〇〇先生の指示仰いで」とか言われても、顔分からないから大変なんですよね。(そしてどこにいるかも分からないことが多い)

 

・学生を名前で呼びたい

他の先生や看護師さんを「先生」「看護師さん」と役職で呼ぶよりも、「〇〇先生」「△△さん」と呼んだ方が何かとうまくいく気がします。前職でもそうでしたし。それと同じで学生も名前で呼んであげたい。せめて自分が直接の指導医になるのならば。やっぱり名前で呼ばれたら嬉しいですしね。

 

 

・「学生は知らないもの」と思って質問する

簡単な質問だけをするんではなくて、知らないことで怒らず、けなさずに教えていきたい。国家試験直前とかなら別だけど、「こんなことも知らないの?」は言わない。あと、「知ってるだろう」って思って質問するよりも、「どうせ知らないだろうな」って思いながら質問する方がこちらも楽。

 

・学生の夢を否定しない

「何科志望?」っていう会話は絶対ある。そうじゃないと間が持たない。

でも、何科と言われても「そうなんだ」と答えたい。割と少なくない数で否定してくる先生っておられますね。だいたい、そういう先生は自科が一番だと思ってるか、他科のことを何も知らないかだとは思ってます。「食っていけるの?」とか聞かれても「知らんがな」しか答えられないですしね。

 

 

・「他科に進むにしても、これだけは知っていてほしい」みたいなお土産を

科が細分されているので、関わる学生さんはほぼ別の科に進むでしょう。特に僕みたいなマイナー志向の科ならば。だから、その科での重要なこと、他科で働く医師に知っていてほしいことを簡潔に伝えたい。一生覚えていられるインパクト付きで。

 

 

 

書いてて思ったんですけど、あんまり大したことではないですね。当たり前感が強いですけど、指導する立場になったらこんなことできなくなってるかもしれませんしね。

 

学生を甘やかすのも理不尽に接するのも違っていて。

出席取ったら帰っていいよってのがいい実習だとも思わないし、がみがみと説教くさく接するのも違う。サポートや指導も必要だけど、手取り足取りでは学生は成長しにくい。実習として時間をとるのならば、時間に見合う何かを持ち帰ってほしい。

 

指導医が学生に冷たく接する利益って、学生側にもないし、指導医側にもないし、病院としてもマイナス。実習で理不尽な思いさせといて、医局説明会でお金出して「うちはいいとこだよ」ってまじで効率悪いしね。

 

 

よし、実習後半戦もがんばろう。

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覚悟と退路。もし、再受験に失敗していたら?

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

 

「落ちたらどうするつもりだったの?」

 

この質問、よく聞かれます。端的に言うと

 

・諦める

・受かるまで続ける

 

のどちらかなんですけど、色々と有限の中で僕らは生きていることを考えると、いつかは何かを選択しなくてはいけない、というお話です。再受験応援なのにこういうのどうなん、とも思うのですが残念ながら全員が受かる世界でもないのです。ポリクリ中にも聞かれることが多いので自分の考えを残しておこうと思いました。

 

 

 

続けられる要素は「気力・経済力・体力」

仕事を辞める際、僕は再受験は2年だけにしておこうと思ってました。実際に2年して落ちた時はまた再挑戦するかもしれなかったですけど、とりあえずの区切りとして2年。

 

その理由は上の3要素が維持できないと思ったからです。

 

気力→死ぬ気で勉強して、2年間で合格ラインに達する自信があったので、それで落ちた時にモチベーションが保てるか不明。ちなみに、僕はめちゃくちゃお酒が好きなのですが、二次試験一日目終了後にビール半分で吐いた時に「これずっとは無理やな」と再確認しました。

 

 

経済力→受験どころか生きるのにお金がいります。貯金もギリギリで、実家にお世話になっている罪悪感がすごく、気力も一緒に落ちます。二年目はまた働くつもりでしたけど、仕事の合間に勉強するわけですから、体力的な面が問題に上がってきます。

 

 

体力→勉強するのにも単純に体力がいります。これは経済力によるところも大きいですが、単純に勉強する時間か、寝る時間が減るので無視できません。体を壊してしまっては意味がないです。

 

 

こんなこと言うと、「そんなん覚悟が足りない」みたいなこと言われがちなんですけど、ここは声を大にして言いたい。

 

 

「覚悟を決める=退路を断つ」ではない

仕事を辞めて受かるしかない状況だったんですけど、その精神が受かりやすくするわけではないんです。仕事を辞めたら単純に時間が増えるから、結果として受かりやすくなるだけなのです。

 

それを過程を見ずに「成功するにはリスクが必要」と履き違えてはいけません。「勉強に集中したいんで部活やめます」っていう高校生とは違いますから、リスクを取るのだったらある程度の勝算か、代替経路の算段は必要だと思うんですよね。そういうのがないリスクはただの愚かな美学です。

 

覚悟はリスクとリターンを分かったうえで挑戦する決意だと思います。

 

 

僕の場合、高3の学力に戻せば戦えて、当時も7月末まで部活をしてた位なのでそれなりの勝算がありました。また、再受験二年目は働く予定でいて、失業手当もらいにハローワークに行った時は普通に職探ししてたんですよね。幸い、国家資格持ってますから仕事はありますし、その仕事も好きですし。

 

この背景があったうえで、センター試験の形式が変わるということで早期の合格を目指して仕事を辞めました。

 

受験は合格に値する成績をとれば、確実に結果がついてきます。自分がいる状況で、どの程度リスクを負えて、どの程度勝算があるのかを考えながらでも、成績を伸ばすことはできます。

 

たしかに、現役生のように勉強一筋みたいな人と比較すると量は少なくなるかもしれません。そこで不安になるかもしれません。ですが、方法さえ間違っていなければ1日の量が少なくても成績は伸びるのです。(もちろん、その場合継続が必要だと思います)

 

だから、「仮面とか甘え」「働きながらなんて無理」って声は無視していいです。それぞれに事情や考えがあるでしょうから。

 

 

いつまでも続けていいし、いつでも辞めていい

 

要素とか覚悟とかちょろちょろっと書きましたが、本人の「医師になりたい」って気持ちが一番大事だと思います。

 

でも、勉強しているとめっちゃ辛いことってあると思うんです。

 

そういうときに「いつでも辞めていい」っていう選択肢を知っておくことは一つの救いになると思うんです。実際にその選択をとることはなくても。でないと、永遠と続くかもしれない「辛さ」に対して、正面からぶつからないといけませんから。

 

僕は勉強する内容はパズルを解く感覚で楽しんでる部分がありました。ですが、受験はプレッシャーにしかなりえず、つらいと思う日ももちろんありました。そういう時に「今はがんばろう」と前向きに思えたのは、「いつでも辞められる」という選択肢を知っていて、心の余裕が少しあったからかもしれません。

 

 

今回の記事は参考にならない人も多いでしょう。ですが、無視できない部分であることも確かだと思い、記事にしました。

 

少しでも多くの人が成功するように今後も応援いたします。

 

 

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退職→再受験に最低いくらかかる?貯金の目安は100万円。

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

お金の問題、気になりますよね。僕も悩みましたし、質問箱にも投稿を頂きました。

 

 

今回は、「再受験にお金がいくらかかるのか?」「いくらあれば再受験のために仕事を辞めてもいいのか?」について、調べてみようと思います。

 

 

試算のための条件設定

試算するにあたって、条件を適当に決めたいと思います。具体的に計算するために用いているので、多少の「いや、それはないでしょ」という条件があっても目をつぶっていただいて。大幅に違ってたりするのなら教えてください。そうじゃないと、「かかるお金は人それぞれです」みたいな何にも役に立たない結論が出てしまいます。実際には人それぞれなんだろうけど、「なんとなくこれくらい」みたいなのを出すのを目標としてますので。

 

お金にまつわる数字は見つけたホームページや計算サイトにて出しています。できるだけ、数字の根拠や考えた過程を書くようにします。

 

【条件設定】

・30歳、昨年の年収は400万円、退職金なし

雇用保険加入あり、自己都合退職、正当な理由なし

・独身、扶養家族なし

・退職後は実家に住む

・退職日は2018年12月31日、2020年一般入試受験予定(勉強期間約1年)

・2020年3月31日までの費用(入学金)を算出する

 

※ちょっと説明※

・30歳、昨年の年収は400万円、退職金なし

働きながら再受験している人ということで年齢は30歳に設定。年収と国民健康保険料を求めるのに使用するだけで、特に大した意味はありません。

 

平均年収.jp

heikinnenshu.jp

より、30-34歳の平均年収は405万であるとのことなので、分かりやすく年収は400万としました。退職金により収入が増えると計算がめんどうになるので、今回はなしで。

 

雇用保険加入あり、自己都合退職、正当な理由なし、連続勤務5年以上10年未満

失業手当に関わってきます。正社員が「受験したいので」でやめる場合はほぼ「自己都合退職、正当な理由なし」になります。

 

・独身、扶養家族なし

住民税、国民健康保険料に関わってきます。

 

 

出費はどれくらい?

さて、実際に色々な出費を算出してみましょう。分類は

①払わなくてはいけないお金

②生活するのに必要なお金

③受験勉強に必要なお金

④合格したら必要なお金

とします。

 

①払わなくてはいけないお金

住民税:約20万円(最大187,917円:年4回[6月、8月、10月、翌1月])

住民税が最も高い&安い自治体(市&区)はどこ?【2018年版ランキング】|サラリーマンの税金計算してみたブログより。自治体による変動あり。)

国民健康保険料:約30万円(全国平均281,419円:6月~翌年3月に渡って納める)

年収400万円の国民健康保険はいくら?全国1400都市の平均値で国保保険料を試算!より。自治体による変動あり。)

国民年金保険料:約20万円(平成30年度保険料16,340円×15か月=196,080円:納付方法様々。)

平成30年度の国民年金保険料はいくら?より。)

 

住民税、国民健康保険料は自治体によって納める額が変わります。住民税は大きくても1万円程度の差です。しかし、国民健康保険料は同じ「30歳、年収400万円」でも、同じ都道府県でも、自治体によってめちゃくちゃ変わるので調べててびっくりしました。(例えば同じ大阪府でも東大阪市だと378,375円だけど、摂津市は259,186円です。)

 

下のサイトのように自動計算してくれるところもありますが、あくまで目安であって、正確な金額は問い合わせないとわかりません。

 

5kuho.com

 住民税、国民健康保険料、国民年金保険料ともに納付猶予や減免(減税)といった制度が存在します。住民税や国民健康保険料の制度は各自治体によって異なるため、自分の居住地がどうなっているのか調べるのはすごく大事です。

 

ちなみに、任意継続被保険というのもあります。国民健康保険と内容はほぼ同じになりますが、金額が異なります。人によってはこちらの方がお得ということもあります。

 

実家に帰る場合、これに引っ越し費用などがかかりますが、今回はなしで。

 

①の小計:約70万円

 

②生活するのに必要なお金

実家に住めるのか、一人暮らしをするのか、実家に住むならお金を入れるのかどうかで変わってきます。一人暮らしの場合は地域や個人による幅が大きいので、今回は実家にお世話になる設定で試算しましょう。個人が使うお金(交通費、通信費、軽食など)として月2万として、実家にお金を入れない場合で話を進めます。

 

②の小計

2万×15ヵ月=30万円

 

③受験勉強に必要なお金

受験勉強についてはこんな感じで。

・予備校は通わない。独学で。

 

・模試:河合塾を利用。マーク模試(6,590円)3回+記述模試(5,560円)3回+センタープレテスト(6,590円)1回=43,030円。交通費などは生活費(②)から出す。

 

・参考書は下の記事

sanda-igaku.hatenablog.com

に少し加えて、一冊1,500円×15冊=22,500円

 

センター試験過去問:1冊1,000円×6冊=6,000円

・赤本:1冊2,500円×2冊=5,000円

 

センター試験受験料:3教科以上 18,000円

・二次試験受験料:17,000円×2(前後期)=34,000円

・私立は受けない。

 

合格を最優先とした場合、志望校が遠方になる可能性がありますが、その交通費は今回はなしとします。

 

③の小計:128,530円(約13万円)

 

 

④合格したら必要なお金

・国立大入学金:282,000円

 公立大学はその地域出身なのかどうかで変わるので、今回は国立大学にて計算。ちなみに授業料は半期で267,900円です。こちらは入学後に払います。

 

 大学により基準は異なりますが、入学金・授業料ともに免除制度(全額免除、一部免除)があります。基準は基本的には収入と成績ですが、大学によって条件が異なるようです。「〇〇大学 入学金」などで調べたら出てきます。

 

他は合格手続きの際に、生協や保険に入るよう言われます。合わせて数万円です。保険は実習を行うのに必須なので、必ずどこかで加入する必要があります。

入学金と保険料など、合わせて30万円としましょう。

 

今回は入学する前で試算してますので、勿論受かった大学が遠方である場合は、引っ越し代や入居初期費用、生活用品のお金は別にしてます。

 

④の小計:約30万

 

 

気になる合計は

①+②+③+④=

約143万円!!

 

これ+αで受験の際の交通費、退職時と合格後の引っ越しや初期入居費用がかかる人はかかります。

 

 

費用が上下する要因

あくまで1例なので、これより高くなることも低くなることもあるでしょう。以下に高くなる、低くなる要因を挙げてみます。

 

 

【高くなる要因】

国民健康保険料が高い自治体に住む

・一人暮らしをして再受験をする

・生活費を実家に入れる

・予備校に通う

・模試をもっと受ける

・参考書をもっと買う

・外食など生活費をかける

 

【低くなる要因】

国民健康保険料が安いもしくは猶予などを受ける

国民年金保険料の猶予などを受ける

・生活費を減らす

・模試を減らす

・参考書を減らす

・入学金の免除、猶予を受ける

 

貯金はどれくらいあればいい?

合計で140万円+αです。

貯金を考えるにあたって、入学金免除(もしくは猶予)で30万円除外します。猶予を受けても入学してしまえば奨学金があります。自治体や病院の奨学金は、入学金を想定して初年度の金額が大きくなっているものもあり、そこから賄えるため除外です。奨学金に関して書いたものはこちら。

 

sanda-igaku.hatenablog.com

sanda-igaku.hatenablog.com

 

住民税、国民健康保険料、国民年金保険料の軽減・減免・猶予制度は確実に受けられるとは言えないため、今回は利用しないこととします。

 

それに対して収入として失業手当が支給されます。設定した条件では合計で520,771円受け取れます。

 

すると、

 

143万円(総額)-30万円(入学金)-52万円(失業手当)=61万円

 

となります。前述した引っ越し費用なども含めても、実家に面倒を見てもらえる場合、1年間の受験では100万円ほどの貯金があれば足りるのではないかと思います。(もちろん、元の収入や国民健康保険料の金額など、個人により差があります。)

 

 

 

雑な計算かもしれませんが、働きながら再受験を目指す人の参考になればと思います。Twitterで質問箱を設置してます。質問や間違いの指摘などありましたら、お気軽に。

 

 

実際、医学部入試面接ってどんな感じなの?

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

今回は実際にどんな医学部入試において面接が行われているのか、僕の面接を通して書きたいと思います。

 

①僕の面接の準備

②実際に行われた質問と回答

③答えを準備しておいた方がいい質問

④面接一発落ちはあるのか?

 

くどいようですが、あくまで一例としてみていただければと思います。

 

 

①面接の準備

まず、僕の面接に対する準備ですが

・医師を志した理由(これはどんな医師になりたいか、に直結します)

・学校の志望動機

をスムーズにいえる程度用意したくらいです。

 

よくある「医学部面接対策」みたいな参考書は読んでいません。 半年前まで働いていて、病院のことや医療のことを少し知っていたからですね。

 

また、面接の模擬練習などもしてません。面接の得点は基本的に減点方式であると思いますので、倫理的にアウトだったり、論理が破綻していたり、コミュニケーションに問題ありと判断されたりしなければ大きな減点はないだろうと考えてました。就活の際にお作法も一通り経験してましたので、これで減点されるのであれば、ほぼ再受験のせいだろうという気持ちでいました。

 

 

②実際に行われた質問と回答

特定を防止するために、一部改変しております。

 

まず、形式は

・約10分

・面接官2名の個人面接

・面接得点あり

 

では見てみましょう。

 

 

(入室して受験番号、氏名を言った後、着席)

 

面「まず、支援を行う際の心構えについて、あなたの考えを聞かせてください。」

僕「その人が何を望んでいるのか、その人には何が求められるのかを知る必要があります。そこに過不足のない支援を行うための準備が大事だと思います。また、メインとなる人、実際に行動する人は支援される人です。決して独りよがりになったり、支援の押し付けにならぬような配慮が必要だと思います。」

 

面「なぜ、医学部に入りたいと思いましたか?」

僕「自分は理学療法士として病院に勤務しておりました。そこで、リハビリテーション以外にももっと医学的に深く学び、自分で患者さんにアプローチしたいと思いました。」

 

面「いつまで勤務していたのですか?」

僕「昨年6月までです」

 

面「なぜ、この大学を受けようと思いましたか?」

僕「理由は3つあります。一つは学びたいことが学べることです。もう一つは、より受かりやすいと感じたためです。現役生と比較して○○年回り道していることになるので、一年でも早く受かることを考えました。最後の一つは、他の条件に合う大学より、地理的に身近であったことです。」

 

面「どこかの大学を出られましたか?」

僕「はい。○○大学を△△年に入学し、◇◇年に卒業しております。」

 

面「調査書には▼▼部と書いてますね」

僕「はい。▼▼をずっと続けております。高校と大学では、□□大会に出場しております。」

 

前の大学の質問辺りから、雑談っぽくなっていて、これより後は本当に雑談でした。驚いたのは先生の手元に調査書しかなかったこと。願書には経歴を書く所があったのですが、先生は見たことなかったとのことでした。

 

 

③答えを準備しておいた方がいい(と思う)質問

・なぜ医師になりたいと思ったのか?

 入学後に受験の話を聞くと、ちらほら「それは看護師ではできないことなの?」「他にも医療職はたくさんあるよね?」みたいなことを聞かれたという話を聞きます。「医師」になりたい積極的な理由を用意しておくといいでしょう。ただし、他の職種を軽んじる発言は絶対にだめです。現にこれで推薦入試を落とされた人がいます。そういう人はそもそも臨床に向いていませんし、落ちればいいと思ってるんですけど、思っていなかったとしても「軽んじている」ともとられる発言をしないように注意しないといけません。

 

・なぜ、この大学を志望したのか?

これ、すごく難しいです。小さいころからずっと住んでいる現役生は答えやすいでしょうけど。僕の場合ははっきりと「合格しやすいから」と言ってしまいました。後日、面接を担当して頂いた先生とお話しする機会があったのですが、それで減点することはなかったとのことでした。(うちの大学で、その先生だからかもしれません)

一応、ホームページなどで業績などを確認するというのも手段としてありますが、印象がよくない場合もあるようです。 

 

・どのような医師になりたいか?

「○○科の医師になりたいです」と具体的に科目を述べるのも良し、「患者さんにやさしく接し、安心させられる医師」と医師像について述べるのもいいです。前者の場合は、「その科の医師になってからどのように働くか」という追加質問がある場合がありますし、後者の場合は「その手段はどのように考えているか」などの追加質問が考えられます。自分を見直す意味にもなりますし、少し深く考えていていいかもしれません。

 

これは面接を担当された複数の先生から聞いたことなのですが、「地域医療」という言葉にあまりいい印象がない先生もいるようです。地域包括ケアや看取りなどで、地域医療が重視されていますので、言いたい気持ちはわかります。しかし、地元の高校では「将来は地域医療と言おう」みたいな指導がされているところも多いらしく、多くの受験生が地域医療を言うそうです。はっきり印象に残らないと仰ってました。

 

本当に地域医療やへき地医療がやりたいのなら言うべきですが、特にないのに「地域医療」を言うのは僕はあまり勧められません。地域医療をするにしても、「どういう医師でありたいか」「何科で?」みたいな話はつきまといますから、あまり意味はないんじゃないかなと。

 

「気になる医療トピックは?」とか「少子高齢化対策について考えること」とか他を挙げればキリがないので、最重要と思われるもののみ挙げました。どうせ聞かれても数問なので、これだけの対策をするのはコスパはあんまりよくないですね。日々アンテナを張っておくほうがいいかと思います。

 

 

④面接一発落ちはあるのか?

あるかないかで言えばあります。複数の先生に聞いたところ、うちの大学では「明らかにコミュニケーションや資質に問題ありとされる場合には落とす」という方針だそうです。

 

また、合格最低点を超えていても、面接で落とされた人の成績通知を見せてもらったことがあります。その大学の要綱には「面接で担当者が不適格と判断した場合は、成績によらず不合格」と書いてありました。その人も再受験生なのですが、本当に面接でアウトなことを言ったのか、再受験が理由で落とされたのかはわかりません。いずれにしても、面接で一発落ち、というのは現実にはあることになります。(この大学は聞かれても答えませんのであしからず)

 

 

不透明なところがあり、志望校選びにも関わってくる面接、何か参考になればと思います。Twitterで質問箱を設置してますので、何かありましたらご気楽にどうぞ。

 

 

 

二次対策について書こうとしたけど過去問しかしてなかった(8/30加筆

こんにちは、さんだ@再受験医学生 (@sanda_igaku) です。

 タイトルの通りなんです。ですが、その過去問にも少しばかり気を付けたことがあったので、それについて書きたいと思います。

 

①志望校の過去問はできる限り早く解いた

②志望校の出題傾向と似た他校の過去問をたくさん解いた

 

です。

もちろん前に書いた記事

sanda-igaku.hatenablog.com

の中にあるように、ルーティーンと並行して進めました。

 

 

①志望校の過去問はできる限り早く解いた。

タイミングとしては赤本が出た時です。受ける可能性の高かった3校の赤本を発売と同時に買い、2校は1年分、本命は収録分全てをまず解きました。その目的は

・傾向を早めに知りたかった

・モチベーション維持のため

です。特に傾向を知ることは「②志望校の出題傾向と似た他校の過去問をたくさん解いた」につながるので早めにやってよかったと思います。僕は一人で勉強していたので、赤本を解くことで目標レベルを知ることで、モチベーションを低くすることなく勉強を継続できました。

 

僕が受けた大学は数学は3/4が医学部専用問題で、英語と理科は他学部と共通でした。これを早めに知ったことで、ますます「点数を落とさないこと」を意識して問題集に取り組めました。「医学部用の問題があるか」は大学によって違うので、確認しておくことをお勧めします。特に後期試験は癖のある問題を出すところが多いです。

 

 

②志望校の出題傾向と似た他校の過去問をたくさん解いた

某予備校では各大学の過去問を公開しています。それらの中から適当に、形式が似ている問題を探して、たくさん解きました。センター試験以降はほとんど毎日やってましたね。

 

僕の受けた大学について覚えているのは

数学→大問4つでそれぞれ小問3つ構成。難易度はそこまで高くないものの、理解できてないないと最後まで解けない(医学部受験組はおそらく全部解けるだろう)感じ。結構、計算させる問題が多い。微積(Ⅲ範囲)、確率はほぼ出る。整数問題はあんまり出ない。

 

化学→有機多め。計算問題が必ず複数出る。「新標準演習」やってたら行けるなと思ったからあんまり覚えてない。

 

物理→空欄補充形式が1題出る。力学は一ひねりあるけど、他は標準。数値で計算する問題が最後の方に出てきやすい。

 

英語→英訳長くない。自由英作文なし。適語補充問題なし。「やっておきたい500」くらいの難易度。難しい単語はない。

 

こんな感じでしょうか。

適当に他大学の過去問を見て、似てるなと思ったら即解いていました。特に物理と数学は色んな問題に触れ、減点されないようにそれぞれをじっくり解いた覚えがあります。

 

 

次は自分の再受験をざっと振り返ってみようかな、それとも面接?質問回答?Twitterで質問箱を設置してますので、何かありましたらご気楽にどうぞ。

 

 

(8/30加筆)

過去問を解く際、必ず「だいたいの得点を算出する」ようにしてました。大学のHPに合格最低点などが乗っているので、自分のセンター試験の得点と合わせて、二次試験でどれだけの得点が求められるのかを考えながら過去問を解いていました。